大会長挨拶
日本病院薬剤師会関東ブロック第55回学術大会
大会長 本間 真人
一般社団法人 茨城県病院薬剤師会 会長/筑波大学附属病院 薬剤部長

謹啓
このたび、日本病院薬剤師会関東ブロック第55回学術大会を、一般社団法人茨城県病院薬剤師会が担当し、2025年8月2日(土)、3日(日)の2日間にわたり、「つくば国際会議場」(茨城県つくば市)他にて開催させていただくことになりました。本学術大会は、関東甲信越地区の病院薬剤師会が持ち回りで担当し、病院、診療所および調剤薬局等に勤務する薬剤師の倫理・学術的水準を高め、かつ最新の薬剤業務に関する情報交換を目的に開催しております。本大会は現地開催として、2500名の参加者を目指して準備しております。
大会テーマは、「薬剤師のQA・QC:プロフェッショナルとして信頼されるために」としました。「QA・QC」(Quality Assurance:品質保証・Quality Control:品質管理)という言葉は企業の方には馴染みがあると思います。医療でも医療安全にかかわる第三者評価(ISO9001におけるQMS:Quality Management System活動)に関連して「QA・QC」が求められています。2024年度からスタートした第8次医療計画に「薬剤師の確保」(病院薬剤師)が盛り込まれました。これは病院薬剤師が医療の担い手として不可欠であり、患者や医療スタッフから信頼されていることを意味していると思います。その「信頼」を確固たるものとするためには、薬剤師としての倫理・学術的水準を高める能力を保証し(QA)、その能力を一定水準以上に維持する活動(QC)が必要と考えます。チーム医療やタスクシフト・シェアで求められる薬剤師の専門性はまさに「QA・QC」によって担保されるべきでしょう。薬剤師が「プロフェッショナルとして信頼される」ための活動を考える契機の大会にしたいと考えております。
医療は医療職だけで成り立つものではなく、医薬品、医療・薬科機器、医療情報、流通などの医療産業や医療系学部等の教育機関との交流や情報交換が必要です。是非とも最新の情報や技術をご提供いただくとともに、参加する薬剤師や教員・薬学生と交流し、医療の向上を共に考える機会としてもご考慮いただければ幸いです。本大会が全ての参加者にとって実り多い大会になるよう、茨城県病院薬剤師会として全力で取り組んで参る所存です。多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。
謹白
2025年3月吉日